マンション現場のエアコン取り外しと中古エアコン取り付けの流れになります。
(1)準備
(2) エアコン取り外し工事
エアコン作動時にこのように配管に霜が付きますので、今回のケースの原因はガス抜けてしまった可能性があります。
経年劣化による配管亀裂や冷媒機関の不調であろうと思われます。
続いて、室内機より初期モードに戻して配管内のガスを室外機に戻します。
※素人さんはガスを戻さないでガスを減らしてしまうので要注意です。
ガスが戻ったら丁寧に配管を外していきます。ここで配管を再利用す場合は特に亀裂など入らないように気を付けます。
※配管再利用させないように乱暴に作業して、新しい配管を売りつける業者がいますので要注意です。
エアコン取り外しの様子動画↓

(3) 中古エアコン取り付け工事
さて、エアコン取り付け工事に移ります。いつものようにまずは室内機の背板の取り付けから。
水平方向に注意して、内壁の材質・ボードに合わせた方法を選択して取り付けます。
室内機の配管を左右逆の向きにします。(中古のため以前の使用と左右逆の場合必要な作業です)
配管が加工硬化で折れないよう慎重に。そして結露防止の段熱処理も抜かりなくやります。
室内機本体の取り付けです。※排水配管の水は重力で流れますので極わずかですが右側に傾けて設置しています。
室内機本体の取り付けの様子動画↓

今回はまれなケースですが、配管用の壁穴が下についていました。
室内の排水ホース(ドレンホース)内に冷たい排水が流れますので結露対策の断熱処理をします。
※知識のない業者はこの段熱処理をしませんので要注意です。
エアコンガスの配管はフレア加工してからトルクレンチできっちり接続します。
※詳しくは新設エアコン取り付けの流れページにて
真空抜きにて配管内の空気を抜いて(水分もとばします)、室外機内のガスを流します。
今回は手動式ポンプにて真空抜きしました。こちらは電源が取れない場所でも施工できます。
※詳しくは新設エアコン取り付けの流れページにて
リモコン電源ONして試運転開始です。冷え始めることと、正常ですと室外機配管のところが結露することを確認。
思い出してください!先ほど取り外した壊れたエアコンの配管は霜が降りてましたよね。
以上が中古エアコンの取り付け・取り外しの一連の流れとなります。
新設とは違いコツが必要となる作業です。冷媒ガスを室外機の戻すこと、配管をキッチリ接続することなど、知識・技術のない業者や素人さんが作業しますと落とし穴がありますのでご注意くださいね。